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リハビリテーションについて(理学療法)

​理学療法

理学療法の直接的な目的は運動機能の回復にあります。同時に、回復した機能にあわせてADL(日常生活活動)の改善を図り、最終的にはQOL(生活の質)の向上をめざします。
脳血管障害や神経内科疾患などの病気では、寝返る、起き上がる、座る、立ち上がる、歩くなどの動作が不自由になることで、ひとりでトイレに行けなくなる、着替えができなくなる、食事が摂れなくなる、外出ができなくなるなどの不便が生じます。当院の理学療法では、発症早期よりこれらの改善を図り、病気や障害があっても、住み慣れた街で自分らしく暮らしたいというひとりひとりの思いを支援します。また、入院でのリハビリテーションで回復した運動機能や生活能力をできるだけ退院後の生活で維持していくために、必要に応じて装具の作成、住宅改修や福祉用具の提案を義肢装具士や介護支援専門員等と連携して行っていきます。

〈歩行練習について〉

当院の理学療法では、基本的な運動療法に加え、発症早期から積極的に歩行練習を実施するための体重免荷装置や長下肢装具の利用、運動麻痺の改善促通を目的とした低周波治療、歩行状態を客観的に評価するための評価機器を導入しています。

①免荷式歩行練習 レール走行式免荷リフト SS-450

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歩行練習をする際には、その方の身体状況に合わせて難易度を調整し、より効果的に歩行機能の再建ができるよう工夫をしています。   
当院では、歩行が困難な方に対しては、入院早期から長下肢装具を使用して不自由な足の機能を補填した状態での歩行練習や、立ち上がりや立位保持が困難な方に対しては、レール走行式免荷リフトを使用し、安全に歩行ができるように取り組んでいます。

② 低周波治療IVES+GD-611

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IVESは電気刺激を用いて筋肉を刺激し、麻痺のある手足の運動を促通する治療方法です。当院の理学療法では主に足関節の背屈(つま先を上に上げる)筋肉の動きを促通する目的で使用しています。​

③ 歩行分析システムAYUMiEYE medical

歩行分析システムAYUMiEYE medicalは、3軸加速度センサーからの歩行時加速度データに基づき、歩行能力を分析する機器です。客観的なデータを基に、リハビリ介入効果の判定や、短下肢装具の選定の際に利用しています。

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装具外来

入院患者様及び外来装具利用者様の、装具の修理や作成を行っております。装具に関するご相談は、当院装具外来係が対応いたします。
下肢装具は生活の中で長く使用していると、底ゴムの磨耗、ベルトの不具合など消耗部品の経年劣化や身体に合わないなど、不適合な状態になることがあります。破損している装具をそのまま使用したり、身体に不適合な状態で使用することで歩行等へ悪影響が出る場合があります。
装具が破損した場合や何かおかしいなと感じた場合にどうすればよいのか、身体に合った適切な装具を使用していただけるよう、装具利用者だけではなく、ご家族やケアマネジャー等の利用者の周囲の方々向けに「下肢装具のしおり」を作成いたしましたので是非ご活用ください。

院内外の活動として、「装具難民を減らす」ことを目標に「装具利用者や関係者への下肢装具のしおりの配布」や「施設や事業所との勉強会などでの周知活動」、「ポスター配布」といった活動を行っております。施設・事業所の方で興味ある方は下記までご相談ください。

装具外来実施日

  • 水曜日15時30分から

  • 木曜日10時から

連絡先

  • TEL:011-891-2500 (9:00~17:00)

患者サポートセンターに繋がりますので、装具の相談がある旨をお伝えください。​

日本理学療法士協会 認定理学療法士臨床認定カリキュラム教育機関

当院は脳卒中の日本理学療法士協会認定理学療法士臨床認定カリキュラム教育機関です。
臨床認定カリキュラムにつきましては、2023年度の開講はありません。
次年度以降の開講は詳細が決まり次第、ホームページに掲載いたします。

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